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香山白釉楕円水盤

¥230,000 税込

加算ポイント:2300pt

商品コード: W017651

左右44.3cm奥行29.2cm高2.8cm

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商品解説

戦前に焼成された香山の貴重な大型水盤

 焼成されてかなりの年月を経ていると思われる香山の水盤。土目や作風、釘彫落款から戦前に作られた作品と思われます。香山は戦前にも大型水盤を手掛けたとされていますが、数寄者の特注のみで、その数は極めて少ない。この作品もおそらくは有力者からの特注品である可能性が高い。型は薄手のすっきりとした型ながら柔らかな仕上げで戦後のカミソリのような仕上げとは一線を画す仕上がり。白釉の発色は優しく、その上から抜群の時代を見せています。大変貴重な一枚で香山マニア垂涎の作品と言えるでしょう。古さゆえの側面の薬ニュウ、縁に軽微なホツレ、足裏にシャモットの飛びはありますが、使用上は問題ありません。しかし無傷なら50〜60円はする名品です。木箱付。落款:平安香山之作

 

 

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作家プロフィール

陶名:平安香山(へいあんこうざん)  本名:小池一雄(1905~1990年)

 東福寺と並び称せられる日本小鉢界の雄。小鉢だけではなく中大鉢もつくり、また水盤の名手だった。作品はいずれも反り、歪みの少ない端正な器型で知られ「カミソリ香山」の異名を取った。盆器制作活動はほぼ昭和一代に渡り、兵役期から終戦を挟み、昭和38、39年に至る休眠期を除いておよそ40年活動している。しかしタタラづくり主体の作陶だったため、非常に手間暇が掛かり、その数は万には届かないと推測される。戦前作は登り窯、再興後は電気窯による焼成が主体。作品は紫泥、朱泥、白泥、黒泥、梨皮泥などの泥物から辰砂釉、鶏血釉、均釉(香均釉)、緑釉、瑠璃釉、蕎麦釉、白釉、黄釉などの釉薬鉢、また染付、色絵、金銀彩と多岐にわたり、浮彫や透彫もある。昭和48年に陶号を二代香山に譲り、自らは香翁を名乗る。これ以降は香山工房として活動し、父子合作も多い。

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