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一陽緑釉木瓜式鉢

¥48,000 税込

加算ポイント:480pt

商品コード: W017932

左右7.8cm奥行6.7cm高3.3cm

商品解説

使い味最高! 三琇一陽

 名工・一陽の作品。一陽作品に小鉢は多数見られるが、このようなミニサイズは大変希少です。たっぷりと塗られた緑釉は深みのある発色で重厚な趣きを漂わせる仕上がりです。時代乗りも素晴らしく味わいも豊かです。小さな寸法ながら木瓜型の丸みのあるデザインは存在感抜群。ミニ盆栽の名品を受け止める風格を備えた逸品です。目立った傷はなく保存状態は良好。落款:三琇一陽

 

 

※現品限りの商品です。

 


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作家プロフィール

陶名:三琇一陽(さんしゅういちよう) 本名:神谷恒一(1902~85)

 愛知県高浜市出身。瀬戸物卸商の父を若年時から手伝う。自身も昭和初期に東京・恵比須で盆栽鉢商「三州屋神徳商店」を営んだ。オリジナル商品の開発に向け、各窯に発注するが種々問題が生じ、自家専用窯の必要性を感じる。そこへ出身地三河で窯業試験場の廃窯問題が起き、渡りに舟の無償貸与の5ヵ年契約を結ぶ。三琇一陽窯の誕生である。一陽31~35才の間に焼かれた盆器の中でも、とりわけ水盤が交趾写しの温かみや独特の楕円鉢で人気となり、陶翠と比肩されまでになる。もっとも水盤の制作数は少なく、数多く手掛けたのは小鉢。培養にも適する西三河の胎土は時代乗りも早く、中庸を得た型、バラエティ豊かな釉色で愛好家の支持を得た。

 その後、陶業を離れ、精密機械工業へ転身。小さな町工場から育て上げた事業が軌道に乗り、その経営の一線を退く昭和40年代に余生の趣味として小鉢づくりを行う。一陽を慕ってくる三河周辺の鉢作家に助言・指導も行った。単なる陶工ではなく、企画、制作、流通、販売まで一貫してコーディネートする役割に真価を発揮した人物といえよう。

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