この商品は月刊「近代盆栽」2025年10月号付録・通販カタログ「盆栽情報」に掲載されている商品です。商品のより詳しい情報をご覧頂くために、誌面では紹介しきれない写真をWeb上で公開しております。
商品解説
大きく広がる外縁細工が個性的な柳戸川の新作鉢!
京薩摩の伝統から新たな作風の確立を模索する柳戸川の新作鉢。壱興など多くの作家が挑戦する広縁の長方型を柳戸川独自の解釈で成型。縁の表裏にも意匠を施すなど、絵鉢作家なではの細工が見事な仕上がりである。共箱・共布・保証書付。落款:柳戸川浩山・他
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※磁器ゆえの僅かなカマ傷、歪みなどがある場合があります。予めご了承下さい。
作家プロフィール
陶名:柳戸川浩山(やどがわこうざん) 本名:加藤浩一 1973年京都生まれ。
京都市山科区・清水焼団地の陶家に生まれ、自らも陶業に携わる。曽祖父は美濃焼で知られる岐阜県多治見から京都に移り、染付や色絵付など一般食器の製造を生業とする。祖父も色絵付職人。
父・三代加藤利昇氏は、16代永楽即全氏に師事した後、茶陶製作に没入した。研鑽を重ね、色絵、乾山写、交趾写など様々な技法を独自に習得。格式と伝統を重んじる茶道の世界で一から名声を確立し、現在では両千家から御書付を頂戴するほどの名工となった。
その父の仕事を手伝う傍ら、かねてより交流のあった月之輪正泉の指導と薦めもあって樹鉢制作を始める。正泉が得意とする赤絵や染付ではなく、金彩を用いる「京薩摩」の再現に取り組む。薩摩焼の金襴手技法に京焼の瀟酒な意匠を織り込み、明治期に世界に名を馳せたスタイルである。
ボディ作りは父親の茶陶製造を手伝っていることもあり、ロクロ、タタラもお手のもの。絵付に関してもセンスに長け、今後注目の作家と言える。
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