この商品は月刊「近代盆栽」2025年10月号付録・通販カタログ「盆栽情報」に掲載されている商品です。商品のより詳しい情報をご覧頂くために、誌面では紹介しきれない写真をWeb上で公開しております。
商品解説
飛騨高山の伝統窯 日本画との融合で叶えた「和」の美しさ
渋草焼柳造窯盆器 特価セール!
飛騨・高山の地で180年以上の歴史を誇る古窯・渋草焼。郡代(幕府直轄領を治める代官)の命で尾張の陶工を招聘して開窯。最初に招かれたのが、現在まで続く柳造窯の祖・戸田柳造である。良質の陶石を発見した柳造は陶磁器の焼成に成功し、加賀九谷から絵師を招いて五彩や南京赤絵・古染付写しの優品を輩出。「飛騨九谷」と称されるほど全国に名を轟かせた。江戸幕府の終焉で庇護を失い衰退を余儀なくされたが、地元有志によって再興され、開祖・戸田柳造から連なる伝統を踏まえつつ、歴代当主によって新たな作風が構築されている。現在は六代目とその子息である七代目が活動中。ここに紹介した作品はいずれも六代目の作で、「陶画に日本画の要素を取り込む」作風が国内外で高い評価を得る名工。満開に咲き誇る美しい桜の花姿は六代目が最も得意とする意匠である。発注から2年以上の期間を経て焼成された六代目渾身の逸品を、読者還元企画として特別価格にてご奉仕! すべての作品に共箱が付いた貴重品。
シンプルな型と落ち着いた釉薬使いはまさしく「用の美」を体現した仕上がり。桜の花が上品な彩りを添える逸品。共箱・共布付。落款:六代柳造
定価¥360,000→特別価格¥220,000
※こちらの商品は一点物のため、ご応募の中から抽選によりお一人様に決定させて頂きます。ご応募の締め切りは毎月末のため、当落のご連絡はそれ以降にさせて頂きます。(ご注文殺到の場合、締め切り前に受付を終了することがあります。) ご購入を希望される場合は「抽選申込」のボタンをクリックして必要事項をご記入下さい。(すでにID登録頂いているお客様はID、パスワードをご記入の上、ログインして頂くだけ大丈夫です。)
※焼き物ゆえの僅かなカマ傷、歪みなどがある場合があります。予めご了承下さい。
作家プロフィール
六代目柳造・戸田宗四郎
愛知県瀬戸で窯業を学び、1981年、六代渋草柳造を襲名。180年にも及ぶ渋草柳造窯を営む戸田家の家訓「伝承は衰退、伝統は革新の連続」という言葉通り、六代が独自のテーマとしたのは「陶画の中に日本画、邦画を取り込む」ことでした。六代は伝統的な紋様や形式に頼らず、日本画の美をどこまで取り入れられるかにこだわって作陶してきました。桜、童子、紅葉など、柔らかな日本画調の意匠を描いた作品は高い評価を得ています。
六代は盆栽鉢との関わりも深く、古い盆栽の本でみた渋草柳造の雨龍鉢に興味を抱き、盆栽愛好家の様子を見ながら、遊び感覚で鉢を作った。それを見た地元盆栽業者から鉢制作の依頼を受け、一時は鉢も制作していた。
関連カテゴリ
今月号の一品写真