九谷理節染付赤絵窓橋図木瓜式鉢
「藍九谷」を伝承し、より深く、より優しく・・・
商品解説
日本有数の陶業地・九谷は絵付作品を中心に様様な作風が見られます。その一つに染付のジャンルがあります。この染付も奥が深く、原料の配合を変えることで濃色・中間色・薄色と色を変えられます。九谷では通常より深く濃い色を使ったものは、染付でありながら古九谷文様の重厚さを連想させることから「藍九谷」と呼ばれます。九谷理節は宮内庁にも携わる名工・妙泉陶房の山本長左氏に師事。伝統の「藍九谷」を伝承する注目の女流作家です。
この作品は呉須と赤絵で彩られた地紋の上に「橋のある情景」が描かれています。四面それぞれに人の営みを感じさせる図案です。鉢縁には旅人と鴨の丸紋が交互に施された愛らしい意匠が描かれています。十数年ぶりという盆栽鉢の制作、貴重な九谷理節の作品です。共箱・共布付き。落款:九谷理節
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作家プロフィール
九谷焼は日本有数の陶業地で、絵付作品を中心に古くから活況を呈しています。古九谷様式と呼ばれる重厚な色使いの作品から、赤絵、五彩、金彩など幅広い作品が見られます。その一つに染付があり、その中でも白地の上に藍の染付けをした焼き物を「藍九谷」と呼んでいます。「藍九谷」は通常よりも深く濃い色を用い、古九谷文様の重厚さを表現しています。
九谷理節は宮内庁の食器製作に携わる名工・妙泉陶房の山本長左氏に師事。苦労しながら技術を身につけ独立。顔料や図柄の研究を重ね、やがて恩師からも「人柄優しく、仕事に若さと誠実さがある」と評されるまでになりました。
理節氏は特に「藍九谷」の技法を継承し、女性ならではの優しい図案やメルヘンあふれる世界観を生き生きとした染付の線で描いた作品に人気が集まっています。
九谷理節プロフィール
1989年 妙泉陶房弟子入り
1992年 第34回一水会公募展入選
1993年 第16回伝統九谷焼工芸展入選
1994年 第17回伝統九谷焼工芸展入選
1995年 独立
2002年 新潟三越で個展
2013年 銀座松屋 九谷理節展
2015年 銀座和光 女流陶芸家二人展
2021年 奈良・生駒緑ヶ丘美術館で個展
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小鉢